ビックリしたことに、マネージャーは思ってたより忙しくて大変。
ドリンクや記録、その他雑用もろもろ……。
忙し過ぎて気付いたら部活終了時刻。
「お疲れ様、結香。初めてなのに、すごく頼りになった。ありがとう」
「ほんとですか!よかったです……。お疲れ様でした、静乃さん!」
「また明日もよろしく」
「はい!!」
静乃さんが笑った…!!
笑顔も素敵で女のあたしも見惚れるほど。
しばらく幸せに浸ってると、ポンと頭を叩かれた。
こんなことしてくるのなんて一人しかいない。
「帰るぞ!結香!」
「橙磨!うん、帰ろっか!」
「疲れただろ?初日から、あんだけ動いてたら」
「とても。ふぁ~……寝ちゃいそう……」
欠伸とまんない……。
バスの中で寝ちゃいそうで危ないかも。
橙磨いるから寝ちゃっても全然大丈夫なんだけどさ。
うぅ~………眠たい……。

