幼なじみとの恋は甘くてじれったい




だって、クリスマスに何もしてやれない彼氏とかもう彼氏の意味ないじゃん!!


俺が喜ばせてやりたいのに、何も出来ないのは虚しい……。


「なんかさ〜……ほしいモノとかねぇの?なんでもいいよ」

「ほんとになんでもいいの?」

「もちろん!」

「じゃあ……大会で優勝してほしい!1位の景色が見たい!」


そうきたか!!


なんだかんだ1位なんて取ったことねぇもんな。


結香に言われたら俺、頑張んなきゃじゃん!


「冬の大会頑張れそう!」

「宮田さん達と最後なんだから、頑張ってよね!」



龍太さん達とバスケ出来る最後のチャンス。


もう来年は龍太さんはいない。


最後ぐらい勝ちたいじゃん?


「明日から、また体育館閉めるギリギリまで自主練する!」

「膝悪いんだから無理しないでね?」

「心配無用!膝、ぶっ壊れても試合やってやるから」

「それはダメ!」


膝の調子も良い感じだから、多分大丈夫だよ。


心配してくれる優しさが嬉しかったり。