幼なじみとの恋は甘くてじれったい




一気に寒さが深まった今日この頃。


やっと12月にもなったから、寒いのも当たり前なんだけどさ。


だから部活帰りの8時辺りが、かなり寒くてヤバイ!!



「はっ…くしゅんっ!!」

「結香、寒いの?」

「うん……。この季節に時間遅くなるの嫌だ…。めちゃくちゃ寒い!」

「俺のマフラー使う?」

「橙磨が風邪引いちゃうからいらなーい」

「結香が風邪引くよりマシ」


度々、マフラー忘れる結香に俺はマフラーを巻いてやって。


顔の半分を俺のマフラーで隠した姿は、すげー可愛くてヤバイレベル。



冬の帰り道は寒いけど、手繋いでたらあったかいから全然気にならないし。


「うぅ〜……なんでこんなに冬って寒いのかな?」

「いいじゃん!冬来た〜って感じして」

「ヤダよ〜!そいえば、今月はもうクリスマスだねっ」

「そうだな。練習ばっかで何もしてやれねぇかも……」

「いいよ!だって、その分練習してる橙磨を間近で見られるもん」


たまには彼氏らしいことしてやりたいのに、俺は全然してやれてない。


なのに笑ってくれる結香には、ちょっと申し訳ねぇな……。