いつもと変わらない帰り道。
俺だけ緊張し過ぎて変だ。
てか、やっぱ今日晴れてたから星すげーな……。
告白するにはもってこいじゃん。
「星?今日は満天だね〜。キレイ!写真に写るかなっ?」
「キレイだなぁ〜。撮ってみれば?」
「そうする♪……あ、少しだけ写った〜!」
「良かったな」
嬉しそうにケータイの画面を見せてくる結香が可愛くて………
ますます緊張する。
なんで、こんなに可愛いの?
俺のこと惑わし過ぎ。
「なぁ、結香!このあと暇?」
「うん……別に暇だよっ。どうかしたの?」
「…久しぶりに公園行かね?小学生ん時よく遊んでたとこ!」
「あ、おっきいジャングルジムあるところ?」
「そう、そこ!行くか!」
結香はニコッと笑って頷いた。
今の俺には余裕無さ過ぎて、手を引っ張って公園に行くことで精一杯。
誰もいない暗い公園でも星空のおかげで明るく感じた。
結香はすぐジャングルジムに登る。
俺が背伸びたのか、低く感じるなぁ。

