校内の寒くて寒くて仕方ない廊下を歩いて、あたしはトイレへと行った。
この冬の時期にスカート短くしてる女の子は心から尊敬するわ……。
あたしは寒さに負けて膝より下の丈にしちゃったもん。
賑やかな休み時間の廊下を歩いて教室へ戻ってると誰かに腕を掴まれた。
だ、誰!?
「ちょっと……話あるんだけどいいかなぁ?」
「うん。いいけど?」
相手は愛理ちゃんで、着いて行くと誰もいない昇降口に来た。
その瞬間、いつもの可愛らしい表情が一変して鋭い目付きに。
怖い……。
「アンタさぁ……橙磨のなんなの?」
「幼なじみ…だけど」
「そうゆうのマジうざい。アンタがいるから橙磨は振り向かないのよ!!もう一緒にいないで!!」
「だから!あたしと橙磨はただの幼なじみなの!」
「その関係がうざったいって言ってるんでしょ!!」
理不尽極まりない。
イライラして一発叩きたくなったけど、ここは我慢我慢…。
「アンタが……なんでアンタが橙磨に好かれてるのよっ!!」
「きゃっ…!?」
強く肩を押されて倒れた先は階段。
ぐらっと視界が一回転して、その先に見えたのは動揺した顔の愛理ちゃん。
あたし……ヤバイかも。

