さて、県大会を一ヶ月後に控えた私達…

練習にもますます真剣さが増した…

「唯香ー!早く部活いこー!」

「あ、まってー真理亜ー!」

***
「いやー!今日の部活も疲れたね、
唯香!」

「本当だねー!鈴木先生といい未羽といい…すげースパルター!」

あ、未羽というのは、バレー部のキャプテン!すごい頼りになるんだよ!

「うんうん……あっ!」

「な、なに?」

「ほらあそこだよ、唯香!
前ぶつかった…」

「菊池嶺緒くん、だっけ?」

「そーそー!唯香が覚えてるなんて珍しいねー、」

確かに…
「何で覚えてんだろー?」