嶺緒は何かを察したのか、ひと気の無いところへ移動しようといった

「…んで、聞きたいことって?」

フゥ…大きく深呼吸したら…

「嶺緒ってなんで
五十嵐さんと別れたの…?」

言った…!

「……」

うー、嶺緒の沈黙…

「や、やっぱいい…「ギュッ!」

…えっ??私、抱きつかれてる?

「俺が杏果と別れた理由…それは…

お前に惚れたからだ!」

「う、うそ…」

なにこれ、夢?

「嘘じゃないんだ…俺さお前と始めて話した時にすんげー元気もらったんだ。
そっからなんか気になってて…
お前を本格的に好きになったのは…」

そう言って嶺緒は私を離した

そして…

「お前が俺を助けてくれたときだ」