さて…
もう県大会二週間前になりました!

「声だしていこー!」

「「「よーし!」」」

皆の勢いは止まりません!

サーブにもスパイクにもレシーブにもブロックにも、もちろんトスにも力がはいっております!

***

さて、練習が終わり…

「真理亜!帰るべ!」

「おう!」

駐輪場前を歩いていると…

「唯香!あれ菊池嶺緒じゃん!」

そこでは、嶺緒君が女の子と歩いていた

「…うん」

「ん、どーしたの唯香?」

「なんか胸がモヤモヤする」

私はまだこの気持ちについて理解できずにいた…

「ねぇ、唯香。恋ってどんなものだって思う?」

うーん…

「恋はその人が輝いてみえて、その人のことを考えると嬉しくなったり悲しくなったりするものだって本で読んだ!」

「そっかー。唯香、もう一個つけたすね!恋はね、ヤキモチもやくんだよ!」

「ヤキモチって?どんな感じ?」

「分かりやすく言うとね、その人が他の女の人とかといると胸が苦しくなるんだよ!」

へー!難しいー!

「そーなんだー…ん?」

恋をするとヤキモチ焼く?胸が苦しい?
それって…

「っ…/// まじかよ…」

「やっと気づいたみたいだね、唯香」

「やっとって…知ってたの?」

「当たり前!」

うー…私知らなかったのにー!

「まあ、がんばれ!唯香!」

「恋愛なんてわかんないよ…」

初めてだしー…

「そこはこの真理亜ちゃんに任せて!」

「うん!」

すごい心強い!なんかわからんけど…

「がんばる!」