お前のこと、一生かけて守るよ

「ん、わかった。水族館な?場所は、そうだなぁ。少しだけ、遠出してみるか?」
「遠出、ですか…?」
「あぁ。電車で、2時間くらいかなぁ。すんげぇ、綺麗な水族館があんだよ。きっと感動すると思うぜ?」

綺麗な水族館…。そりゃ、あたしは近場の水族館しか知らないし。

感動もしない、ただの水族館しか知らない。

「理湖?あー、遠出して帰り遅くなったら親心配すっか。じゃあ…」
「先輩は行ったことあるんですか」
「ん?あー、その水族館か?」

不貞腐れ気味のあたしは、小さく頷いた。

「いや、ないよ。テレビで最近特集してたの見て、理湖と行きたいなって思ってはいたけど」
「へっ…!?」

『あぁ、昔な』って言われるものだとばっかり思ってて、拍子抜けしたあたしは変なところから声が出た。

「あ、また変な想像したろ?俺が前の彼女と行ったと思ったんだろ?」

うー、恥ずかしい…当たってるから、なにも言えないっ!