お前のこと、一生かけて守るよ

電車に乗って二駅。今回は言い争い?することなく、それぞれ切符を買った。

『毎回出してもらったら、あたしもう先輩と出掛けません!』って言ったからなんだけど。

さすがにそこまで言われたら先輩も、出せなかったみたいで『理湖には負けた』って。

「多分、この辺のはずなんだけど…」

駅から歩いて10分。地図を見て、なんとなく覚えてたのか先輩は、周りをキョロキョロ見回した。

「先輩っ!あれかなっ?」

道路を挟んで向こう側に見える、落ち着いたブラウンの屋根。

あまり大きくはないけど、テラスもあって、見つけた瞬間からテンションが上がった。

「行こっか」
「はいっ!」

ルンルン気分で道路を渡り、カフェの入り口ドアを開けると、これまた可愛い雑誌で見た内装に深く息を吸い込んだ。