お前のこと、一生かけて守るよ

「うまいか?」
「はひっ!ほっへも、おいひぃでふ!」

小さい頃、両親に『食べ物を口に入れたまま、喋っちゃいけない』と言われてたのに、つい喋ってしまった。

「ふっ、理湖。こっち向いて?」
「ふへっ?」

先輩が鼻で笑って言う。見たら、先輩はもうホットドックを食べ終わってて。

そんな先輩の手が、あたしの顔目掛けて伸びてくる。

「えっ、先輩っ!?」
「動かないで」

静かに言われ、ピタッと止まるあたしの身体。

そんな先輩の指が触れた場所。それは、あたしの唇の横。

「ケチャップ、付いてる」
「……っ!」

驚いたのは、その指に付いたケチャップを先輩が舐めたから。

「なに?」
「い、いえっ!なんでも…!」
「理湖、顔赤いよ?いやらしい想像したんだろ?」
「し、してません!」

あー、恥ずかしい!動揺させるようなこと、言わないでほしい!