お前のこと、一生かけて守るよ

「あー、悪い。顔隠せつって、俺の胸に顔埋めるとか可愛すぎんなと思って」

えっ、だってだって…。隠せって、こういうことじゃなかったの!?

「手でも隠せんだろ?」
「……っ!」

あああ、なんてことなのっ。あたしとしたことが、そんなことにも気付かなかったなんて…。

今さら手で隠しても遅いし、どうしよ…。

「誰も迷惑だなんて、言ってないでしょーが」
「でもっ、」
「いいから、顔埋めとけよ。可愛いんだし」

どうしてこう恥ずかしいセリフを、サラッと言えちゃうんでしょ…。

お言葉に甘えて、またあたしは先輩の胸に顔を埋めた。

「ほら、着いたぞ。理湖の特等席」
「特等席って…」

確かにココのベンチには、もう何度も帰って来てるけども!と、言いながらも降ろされれば、ちゃっかり座るあたし。