お前のこと、一生かけて守るよ

「理湖、すぐに出ような?」
「……っ!」

先輩は、わたしと目を合わせると〝ふっ〟と笑い、あたしを軽々と抱き上げた。

「せんぱ、」
「ごめんな?俺が悪かった」

先輩は、次々に出てくるお化けたちを交わし、あっという間に出口を出た。

「先輩っ、もう外ですよ!」
「あぁ、そうだね」
「そうだね、って!おろしてくださいよっ!」
「腰抜かしてるくせに、よくそんなことが言えんね?」

いや…だって!みんな、見てるし!ほら、カップルに指さされてるし…。

「そんな恥ずかしいんなら、顔隠しとけば?」

はっ!そうか、その手があったか!とっさに、先輩の胸に顔を埋めた。

「くっ…!」

え…?先輩、なんで笑うの…?

ゆっくり顔を上げれば、真っ直ぐ前を見て歩いていた先輩が、あたしをチラッと見て目が合った。