お前のこと、一生かけて守るよ

とりあえず、話とやらだけでも聞いたほうがいいよね…。

お弁当の残り食べたいし。

「じゃぁ、行こうか」
「は、はいっ」

先輩が歩き出し、あたしは後ろから付いて歩く。

先輩って、ちょっとパーマかけてるのかなぁ?

こんなにマジマジと見たことないから、少しドキドキしちゃう。

背は170センチ以上はあるかな。毛先がちょっとクルンとしてて、そんなに目立たないブラウン。

そんなところを見ながら、歩くこと数分。裏庭に着いた。

裏庭と言えば、『愛の告白』のイメージが強いけど…。

でも先輩がわたしに告白、なんてありえないからなぁ。

ホント、なんだろう。あ!あたしの友達が好き、とか?

いや、それなら自分で告白するだろうし。じゃぁ、なんだろう。