お前のこと、一生かけて守るよ

「なに?聞こえない」

そ、それだけの為にコッチにうつってきたのっ!?ってか、密着してる!

後ろから抱きしめるように、先輩の腕があたしの身体に触れてて…。

息をすることさえ、忘れてしまうほど…。

「最初っから、こうすれば良かったな?」

お願いですっ、先輩っ!耳元で喋らないで!

「また、顔真っ赤。お酒でも飲んだ?」
「の、飲むわけないじゃないですかっ。未成年ですっ」

振り返りたいけど、振り返れない。だって、絶対先輩の顔がすぐそこにあるはずだから。

「ホント理湖って、可愛い」

先輩が何度も〝可愛い〟と連呼するから、自分はホントに可愛いんじゃないかと勘違いしてくる。

「さて、と。次はジェットコースターにでも乗る?」

白馬の馬からヒョイと降りた先輩は、慣れた手付きであたしの手を握り下ろしてくれた。