当たり前だけど先輩も制服姿じゃないから、どこに目を向けていいかわからない。
どことなく雰囲気も、大人っぽく見えるし。
「理湖、どうかした?」
「えっ」
「なんか挙動不審だから」
クスッと、先輩が笑った。
「いえ、あの…。いつもの先輩と雰囲気が違うから、緊張しちゃって…」
「どっちが好き?」
「えっ!?」
どっちが好き、と言われても…。
「制服姿の俺と、今の俺。どっちがカッコイイ?」
「……今の、先輩…かな」
「へぇ。じゃあ、学校にも私服で行っちゃおうかなぁ」
「えぇっ!?だ、ダメですよ!」
すると今度は、声を上げて笑った。
「冗談に決まってんだろ?俺だって、バカじゃないって」
まだ先輩は笑っていて。こんなに、ふにゃりと顔を崩して笑うんだ、先輩って。
そんな先輩を見ると、昨日まで疑ってた心がスッと消えていった気がした。
どことなく雰囲気も、大人っぽく見えるし。
「理湖、どうかした?」
「えっ」
「なんか挙動不審だから」
クスッと、先輩が笑った。
「いえ、あの…。いつもの先輩と雰囲気が違うから、緊張しちゃって…」
「どっちが好き?」
「えっ!?」
どっちが好き、と言われても…。
「制服姿の俺と、今の俺。どっちがカッコイイ?」
「……今の、先輩…かな」
「へぇ。じゃあ、学校にも私服で行っちゃおうかなぁ」
「えぇっ!?だ、ダメですよ!」
すると今度は、声を上げて笑った。
「冗談に決まってんだろ?俺だって、バカじゃないって」
まだ先輩は笑っていて。こんなに、ふにゃりと顔を崩して笑うんだ、先輩って。
そんな先輩を見ると、昨日まで疑ってた心がスッと消えていった気がした。