お前のこと、一生かけて守るよ

教室の中に入ると、周りの視線が感じる。でもそれは、冷たい目じゃない。

『お前、哀川先輩をどうやって落としたんだよ』
『色気もクソもねぇのになぁ』
『理湖ちゃん、うらやましい‼︎』
『もうチューしちゃった⁉︎』

と、まぁこんな感じで…。ウチのクラスの子たちは、みんな優しい。

〝色気もクソも〟って言った松藤には、軽くグーパンチしといたけど。

「理湖、おはよ!」
「愛里紗!おはよう」
「ラブラブ登校してたじゃん!」

自分の席に座ると愛里紗が、ニヤつきながらつついてきた。

「や、やめてよっ。そんなんじゃないんだからっ」

〝ラブラブ〟と言われると、恥ずかしい。だってそんな実感、まだないんだから…。

「昨日一緒に帰って、どうだった?」

興味津々の愛里紗は、身を乗り出して聞いてくる。そりゃ気になるよね。あたしの初めての彼氏なんだし。しかもその相手が遊聖先輩なんだからっ。