………女………? よく見ると、ボロボロの服を着た 細い女が倒れている。 あれは女っていうか少女だな………。 「なぁー海斗?あれなんや?」 『女だろう。』 俺は翔太にそう言うと、女に近づいた 『…………………綺麗だ。』 倒れていた女は今までに見たことの ない綺麗さだった。 しかしその女は、体中を傷つけられて 服もボロボロだった。 俺は女にコートをかけて抱き上げた。 『軽っ!』 思わず声を出すぐらい軽かった。