「あっ!来た!」

嬉しそうに玄関に向かった渚桜

ワシもゆっくりと立って玄関へ向かった

「おじいちゃん!紹介するね!」

そう言って渚桜は頬を赤らめながら

「こちら燐斗!私の彼氏だよ!」

「……どうも、こんにちわ
いつもお世話になっております
渚桜さんの恋人の燐斗です」

…………………………へ?

あまりに驚きすぎて開いた口が塞がらない

というかショックが大きかったかもしれん

黒髪で高身長、切れ長な目が印象的で

美少年だった

二人が並ぶと美男美女というか…

じゃ、ねぇーわい!!!!

「…………中に入れ」

ぶっきら棒にそういった

「ちょっと、おじいちゃん!」

「ナギ、いいから」

そんな声が後ろから聞こえた

…ワシは子供かもしれんが

つい、こうなってしまうんじゃよ…