「おじいちゃんなんて大ッ嫌い!!」

涙目でそう言った可愛らしい子は

ワシの孫、渚桜〈ナギサ〉だ

「な、渚桜………?」

渚桜はワシをギロりと睨んだ

「ナギ!なんて事をいうんだ!」

そう怒鳴るのは渚桜の恋人…

燐斗〈リント〉と名乗る男

残念ながら整った顔立ちをしていた

「おじいちゃんの馬鹿!大嫌い!大嫌い!」

渚桜はそう怒鳴りながら家から

出ていってしまった

「ナギ!…おじいさん、すみません!
また、来ます!」

青年も渚桜を追いかけて家から

出ていってしまった