「だから直接お前んち行ったんだけど。」 迎えにきてくれた…ってことでいいのかな? うれしい… もうこの際、ハルくんがどう思っているのとか、考えないようにしよう。 私はただ、うれしいよ。 うれしすぎるよ。 「…ご、ごめんなさい」 「なんで謝るの」 「だ、だって…」 「別にいいよ。俺が勝手に行っただけだし」 でも今日遅刻ギリギリだったのは、きっと、ぎりぎりまで私が家から出てくるのを待っててくれてたからだ。