手の届かないキミと



「菊谷は菊谷なりにお前のこと心配してたんだ。

うまくクラスに馴染めなくて、友達が少ないお前のことを。

だからアイツ、俺とお前を仲良くさせようとしてた。

それであの日の放課後、俺はお前に話しかけに行った」


そう、だったの…?

ぜんぜん、知らなかった。


「でも俺と古畑が友達になるとか、そんなん無理だって。

俺は男と女の間に友情なんて成り立つわけねーだろって思ってた。

今も、そう思ってる。

実際に…俺…お前のこと好きになっちまったし。」


ちょっぴり頬を赤く染めるハルくんがかわいい。


「ありがとう、ハルくん。でもね、やっぱり私のほうが…」

私のほうがハルくんのこと先に好きだってって言いたかったのに…