手の届かないキミと



ハルくんとこんな風に話せたの、初めてかもしれない。

シャアーっと勢いよく吹き出す綺麗な火の粉たち。

それと同じように、私の口からも言葉があふれてくる。


2人で、たくさんはしゃいだ。

ハルくんなんて両手に花火を持って追いかけてくるから、私も笑いながら逃げるのに必死だった。


「わーやめてよー」

「ほら、これきれい。」

「こっちのはどう?」

「あ、それまだやってない」

「わーこれもきれいだよ」

「すげぇ、5色も変化した」


わーわーとやってるうちに、残りは線香花火だけになった。