手の届かないキミと



優しい彼は困った顔をするかもしれない。

それとも、なーんだばれちゃったかって、舌を出して遊び人のようにふるまってくれるかな?


…いいよ、どんな反応してくれても。

どうにしろ、今日で最後にするって決めたから。

ハルくんの近くにいるの、今日でやめにする。

…自分から手を放すのはとてもつらい、だって二度と接することができなくなる。

けどね、そばにいるのも、遊ばれてるのも、もうつらいんだ。


だから、おしまいにする。

ハルくんが私の手を引いてくれてる今を、大切にする。


心のなかで決心を固めると、手をつないでから見れなかったハルくんの顔を、まっすぐにとらえることができた。