手の届かないキミと



「それより、お前らはいいのかよ?」

「「へ?」」と2人の声がかぶる。


「初デート。行って来たら?せっかくの祭りだし、

他所の心配してる暇あったら自分たちで楽しんできたら?」

つっけんどんに言う西村くんだけど、彼は彼なりに、ナナと多田くんのことを思ってる。


「でもアキが…」

そう言って心配そうに私を見るナナ。

「古畑は俺と来ればいい」

「でも西村、お前だってこのあと彼女と会うんだろ?」


大丈夫だよって伝えようとしたけど、そっか、そうなら気まずい…。

「古畑、」