手の届かないキミと



そのほうが俺にとっても好都合だったりする。


この前の外泊、どこに泊まるか伝えてなかったし、

初対面の女の人ん家に泊まってたとか、伝えられるわけもないけど…


隼人のお袋さんから連絡があれば、変な心配されることもないだろう。

娘じゃないし、母親が俺のこと心配してるのかなぞだけど。


隼人ん家で夜ご飯をごちそうになって、それからまた対戦して、

どっちかが負けるとごねてもう1回、っていうのを繰り返してたら、

隼人のとこに彼女から電話がかかってきて、それを待ってたら眠くなった。


ちょっとだけ寝たつもりが、気づいたらてっぺん超えてて

スマホを手にしたまま寝てる隼人の頭を叩いてから俺は家に帰った。