手の届かないキミと



『今日泊まってくか?久しぶりに対戦しねぇ?』

そう言うと隼人はどこかからゲーム機を引っ張り出してきた。


『あー…ここんとこ外泊してたし、今日は帰るわ』

『オンナ?』

『うるせーよ。』

『お前の行動パターンはすぐ読める』


夏休み前だっていうのに、夏休みになればこんなん毎日できるのに

結局俺は夜遅くまで隼人とゲームの対戦をした。


それが隼人なりに俺を元気づけようとしてるっていうのがわかったし、隼人んちとは母親同士も仲が良い。

隼人のお袋さんが早々に連絡して、俺の帰宅が遅くなることをうちの母親に知らせただろう。