手の届かないキミと



前の席のヤツの肩が揺れてるのが気になって、

ソイツの目線をたどってみれば、

派手目な他の女子と目配せして笑っているのがわかった。


…コイツらがやったのか。

今日は資源ゴミの回収日だし、コイツら、絶対そこに捨てたな。


授業が終わると俺は回収ボックスへと急いだ。

でも業者が回収したあとで、そこにはなにもなかった。


急いで業者に連絡すると、

『さきほど連絡を頂いて、すでに担当の者を向かわせてます』

という思いがけない返事が返ってきた。


まさか…。

思い当たる人物は、ひとりしかいない。