手の届かないキミと



…図星の俺は何も言えなくなった。

『とにかくハル、お前が助けてやれよ。』


そうは言われても、古畑とクラスの人間との溝は深まるばかりだ。

女って怖い生き物だって思い知らされた。

あることないこと、すぐに古畑のうわさ話がつくられる。



昼休みが終わり、サトルと共に教室に戻ると、

やって来た菊谷が何かがないとかで騒ぎ出す。


『おい、誰か、ここにあった資料知らないか?夏休みの日記ってやつなんだけど』


夏休みの日記って…、たしか、

あの日の放課後に古畑が菊谷に言われて閉じてたやつだ。