手の届かないキミと



泣きながら強がりを言う古畑。

そんな古畑に俺が水泳部だってこと話した。

水泳部の存在を知られて部員が増えるとか嫌だったし、今まで誰にも言わなかった。

もちろん、サトルにも言ってない。…感づいてそうだけど。


俺が涙をぬぐってやって、泣き止んだと思った古畑がまた泣き出したときは、正直、焦った。

なんで泣くのかがわからなかった。


でも先ほどとは違い、苦しそうな涙を見せる古畑を、気づいたら抱きしめてた。

『ちょっと休憩』なんて理由にならない理由をつけて。


ほんと、ちっこいなコイツ…

なんて思ってたら、古畑が俺の背中に手をまわしてくるから、

俺は急いでばっと古畑から離れた。