手の届かないキミと



…醜い嫉妬だ。

醜い上に、俺はあとまで根に持つヤツなんだなって思ったのは、

クラスのヤツらがみんな集まって海行くぞってなって、

『古畑がまだ来てない』

と、着替えに行ったんだろう古畑を待とうとしたら

『杉浦たちは先に行ってていいよ。僕が古畑さんのこと待ってるから』

って村山が言ってきたとき。


あのとき、俺が古畑のこと待っててやればよかった。

なのに、古畑のことを気にかけてやってるのは俺だけじゃないって思って、

それに古畑だって、俺以外のヤツといたほうが話やすいかもなって

醜い嫉妬を引きずりながら、

なぜか俺の隣でうるさくしてるメイを連れて海に向かった。