手の届かないキミと



『拗ねんなよ』と菊谷は俺をからかった。

拗ねてねぇって反論したけど、このときから俺は、古畑のことが気になり始めてたのはたしか。


だから、2年になって、同じクラスになったとき…うれしかったんだ。

これから古畑のことを知っていけるし、古畑にも、俺のことを知ってもらえるって。

…絶対、菊谷が裏で手をまわしたなって思ったけど。

俺と古畑が同じクラスな上に、担任が菊谷ときたからな。


クラスの雰囲気は良くて、すぐに仲良しなクラスになった。

古畑は…うまく馴染めてないようだったけど。

でも俺は、古畑が俺みたいなヤツは苦手って菊谷から聞いてたから

自分からは話しかけることはしなかった。


『なんで話しかけてやらねーんだよ。学年一のモテ男で遊び人のくせに』

って、菊谷にもよく言われて、あきれられた。