手の届かないキミと



私の答えを聞いて、ハルくんが歩き出した。

なんだか今の状況が現実のものとは思えなくて。

一歩ずつ遠ざかるハルくんの背中をぼんやりと見つめていると、その背中が振り返った。


「何してんの。帰んないの?」


「かっ…帰ります…!」


夢じゃない。

ハルくんが私のことを待っていてくれている。

私、ハルくんと一緒に帰るんだ…。


私がハルくんに追い付くと、ハルくんは私の隣に並んで歩き始めた。