「古畑…!」 強く私の名前を呼ぶ村山くん。 それでも私は、ハルくんだけを見つめてる。 「僕はそれでもいいって言ったはずだよ。 こっちに来て、僕といればまた仲良くできるんだ」 村山くんの言葉が私の弱った心にすっと紙で切ったような傷をつける。 そうだ、村山くんのところにいれば、きっと楽だ。 たとえ私が誰を好きであろうと、いいよって言って、私に優しく接してくれるのだろう。 わかってるけど、そんなの逆に痛いよ… 私が誰のこと好きでいても村山くんはいいなんて…