手の届かないキミと



今日は珍しく、担任から雑用を頼まれなかった。

いつも多からず少なからず何かを頼んでくる担任。


私はバイトもしてないし、

放課後に寄り道して帰る友達もいないから、

雑用を頼まれるのに何も問題はないのだけれど…


でもやっぱり、そんな担任のパシリみたいなこと

頼まれないに越したことはない。


私はてきぱきと帰る用意をして、教室を出た。


グラウンドではもう、サッカー部がランニングを始めている。

邪魔にならないように、足早にグラウンドを通り抜けて、校門を出た。


そのときだった。