恋人は高校生組長

高瀬は、静かに返事をした。



『はい』

『私は、組長は必要だと思ってる』



高瀬は、私の言葉に眉をひそめた。



『……あんたは平穏を望んじゃいないのか?』

『違う』




私は、頭を横に振った。





『この町を司ってるのは、私たち極道だってこと』




それは、父さんが残してくれた信念。

そして、私が守るべき矜持。




『そのためには、私たちが必要なの。
だから、私は青井君の存在を望んでる』