恋人は高校生組長

「まぁね。なかなかだろ?」





青井君がちょっとドヤ顔になる。



きりっとした目が、誇らしげに光ってかっこいい。






「包丁を握るのは好きなんだ」

「……怖く、ないの?」



私は、包丁を握ると絶対に手を切るんですが?



「怖くなんかないよ」



青井君は、軽やかに笑った。
 


「小さいころから、まな板の前に立つのは好きだったしね」

「すごい……すごいよ、青井君」






言いながら、私の心がすっと冷える。