恋人は高校生組長

「俺は、青井幸祐といいます。
 先代の組長、東浦英祐の息子です」




座敷は、しん、と静まり返って、俺の言葉だけが響く。




「父親はいないと思って、今までずっと普通の人生を送ってきました」




ただ、押し殺したような息遣いが耳に届く。

青龍にすべてを懸けてきた人々の悲しい息遣いが。




「でも、俺には、この町を背負った父親がいた」