恋人は高校生組長

「組長、顔を上げておくんなせぇ」




低い声で、大久保さんが私に言った。

四十路の大久保さんは情に厚く、父さんにも信頼されていたっけ。





「まともにお嬢を守れなかった俺たちなんかに……」

「ううん、違う」




違うんだよ、大久保さん。