恋人は高校生組長





茶わん蒸しが蒸しあがった午後4時。

玄関のほうがざわざわと騒がしくなった。





「おい、けが人には優しくしろよ、イサム」

「大久保さんこそ足踏まないで下さいよ」

「ケン、杖とってくれ」

「うぃ、了解っす」



雑多な声に興味がわいて、そっと台所からのぞいてみる。



……そこにいたのは、いかにも、って感じのヤクザだった。