恋人は高校生組長

ワタルは、静かにうなずいた。



「確かな筋からの情報です。
今、行ってきましたが……」



ワタルは、言葉を探すように黙り込む。



「どうなってたの……?」

「それが、組の屋敷はもぬけの殻で」

「そんな……」





ぞっとして、背中が寒くなる。




なぜ……?

昨日は、あれほどの強硬手段に及ぶ力を持っていたのに…?


なんだか怖くなる。





ワタルは、唇をかんだ。




「おそらくは、今まで準備をしていたのではないかと」