恋人は高校生組長

女子と付き合ったことなんてないから、聞いていいことなのか、分からねぇけど。



「だ、大丈夫か?」

「え…………」

「あ、あの、その、
 アイツに……何かされたんじゃないか?」




心配で、

どうしようもなくて、

つい、問いかけが口をついて出た。





「だい……じょうぶだよ……」



答える瑠理香の声は、切ないほど細くて、か弱かった。



「瑠理香…………?」







もう一度呼びかけてみる。








「どうして何も言わないんだよ……?」



耐えられなくなって、振り返る。

そこにいたのは……












信じられないくらい弱々しく涙を流す瑠理香だった。