恋人は高校生組長

抱きしめてくれた腕も、失ってしまうかもしれない。


いとしい声も、
いとしいぬくもりも、全部。






それが……怖いの。


こらえきれない涙がこぼれた。

必死に声を抑えるけど、涙はとめどなく目からあふれてくる。







「瑠理香……?」

「…………っ」



ごめん、幸祐。

心配してくれてるのに……



私は……









「どうして何も言わないんだよ……?」





たまりかねたように、幸祐が振り返った。