恋人は高校生組長

想像もできないほどの痛みだろうに、ワタルはただ歯を食いしばるだけだ。




「う……あつ……っ、お、お嬢…………」

「ワタル……!やめて!ワタルを離して!」



私が必死で叫んでも、桂吾は冷ややかな眼差しを決め込んでいる。



「さぁ、どうする、西宮瑠理香?
 
この男が生きるも死ぬも、俺の意思一つだぜ」


「……っ」




ねぇ……

いくら強くなろうって思ったって、そばにいてほしい人がいなきゃその意味はないんだよ。




私は、青井君に恋をした。

でも、ずっとそばで支えてくれた人は別にいる……



だから……






「分かった」