恋人は高校生組長

ガタンっ!

激しい物音が耳に刺さった。

そして、言い争う声。





「やめろ!
 お嬢に手ぇ出すんじゃねぇ!」

「黙れ、この青二才が!」



聞きなれない野太い声がワタルの言葉を邪魔している。


ワタルの声にいつもの冷静さはなく、乱暴な言葉づかいで叫んでいた。





「ちょ、ワタル!?」


私は玄関を駆けあがった。

それと同時に、ワタルの声が響き渡る。





「お嬢!来るな……!!」