恋人は高校生組長

「ヤクザなんか、みんな同じだ。
誰かを傷つけて、誰かを苦しめて……」




ぎりっ、と青井君は唇をかむ。

そして、怒りを込めて言い放った。




「そんなやつらに存在価値なんかない!」







……私の存在は、一瞬にして否定された。



「その時の一人が持ってた刀だ。
 西宮さんも、あいつの仲間だったのか?」

「青井君……その人は…………」



あなたのお父さんなの、という言葉を必死で飲み込んだ。


言えば、彼の血筋をも否定させることになる。

彼自身を苦しめることにもなる。




「それで、俺をそっち側に連れ込みたくて、わざわざ近づいたってわけか」