恋人は高校生組長

青井君の表情は、恐ろしいほど冷ややかだった。



私はその瞬間、すべてを悟った。

私は間違えたのだ。




「3か月前、ヤクザたちがうちの店で大勢死んだ」

「あ……」

「警察も来て、店の改装も余儀なくされて、俺と母さんがどれだけ苦しんだか」

「それは……」




最後の抗争の舞台。


私の父さんが命を落とした場所。

そして、青井君の父、英祐さんも死んだ場所。





そこは……『葵』だったんだ。