ガラガラ
ドアが勢い良く開く
そこには莉帆が立ってた
「彩葉!大丈夫やった!?」
「莉帆、全然だいじょーぶ」
莉帆は俊ちゃんにペコリと頭を下げてこっちに来た
「先輩、ありがとうございました」
「いやいや、こっちこそごめんね、いーちゃんの友達だよね?」
「え?いーちゃん?」
莉帆が不思議そうに頭をかしげる
そりゃそーよな
驚くやろな
「あんね莉帆、この先輩、昔引っ越したうちの幼馴染」
「え?えー!?」
莉帆が驚いて大声を出す
「莉帆ちゃん、だよね?よろしくね」
俊ちゃんは笑いながら莉帆に挨拶をする
「え!あ!はい!」
莉帆も笑いながら俊ちゃんと挨拶をかわす
「あ、彩葉、由衣が見学終わったけん帰ろや!今日塾やろ?」
「ん、帰ろ帰ろー」
うちはゆっくりと体を起こしてベットから降りる
まだ少し頭がぐわーんってするけど、由衣が待ってる
「あ、俺いーちゃんのこと送るから莉帆ちゃんは帰っていいよ」
「え?」
「ホントですか!?じゃぁ、彩葉お願いします!」
「え??」
そう言って莉帆は手をヒラヒラと振って保健室を出て行ってしまった
「俊ちゃん、部活は?」
「え、もぉ終わりやで?」
時計を見るとすでに18:00を回っていた
ほーか、もう下校の時間か
「俺部室行くけど、どーする?」
「…一緒に行く、まだ学校のつくり把握してないけん色々知りたいし」
そう言うと俊ちゃんはうちのかばんを持って立ち上がる
「じゃぁ行こか、立てる?」
うちはコクリと頷いてゆっくりとベッドから降りた
まだ少しくらくらする…
「いーちゃん、俺の腕掴んどき」
「え、ああ、ありがと」
うちは俊ちゃんの腕を掴んでゆっくり歩く
あぁ、懐かしいな…
祥貴のことを思い出す
あの時、こんな風に助けてくれたのは、祥貴だった…
でも祥貴は、ここに居ない
「あ、もぉ帰りよるやん」
俊ちゃんは部室の方から手を振っている人に手を振り返す
「しゅんー!もぉ先生に挨拶終ったけん帰ろうでー!」
「俺の荷物持ってきてやー!」
俊ちゃんは部室に向かって叫ぶ
男の子が2つかばんを持ってこっちへ歩いてきた
「ん?そのかわえぇ子誰や?」
なんと、メガネかけたイケメンさんやないですか
なんてことは言わないでおこう
「あぁ、彩葉ってゆーんよ、俺の幼馴染み、手出すなよ」
「出さんけん!彩葉ちゃん?俺こいつと同じ部の池本正(いけもと せい)って言うものです、よろしくー」
イケメンメガネさんは池本さんとゆーらしい
雰囲気がどことなく祥貴に似ているが祥貴のほうがよっぽどかっこいいかな
「池本さん、よろしくおねがいします、彩葉です」
「池本さんとか他人行儀やなぁー正でえぇよー」
池本さんはそう言ってにぱっと笑った
「せ、正?」
「あーいょ」
「おぃ正、手ぇだすなって」
正は笑って俊ちゃんの肩を叩いた
ドアが勢い良く開く
そこには莉帆が立ってた
「彩葉!大丈夫やった!?」
「莉帆、全然だいじょーぶ」
莉帆は俊ちゃんにペコリと頭を下げてこっちに来た
「先輩、ありがとうございました」
「いやいや、こっちこそごめんね、いーちゃんの友達だよね?」
「え?いーちゃん?」
莉帆が不思議そうに頭をかしげる
そりゃそーよな
驚くやろな
「あんね莉帆、この先輩、昔引っ越したうちの幼馴染」
「え?えー!?」
莉帆が驚いて大声を出す
「莉帆ちゃん、だよね?よろしくね」
俊ちゃんは笑いながら莉帆に挨拶をする
「え!あ!はい!」
莉帆も笑いながら俊ちゃんと挨拶をかわす
「あ、彩葉、由衣が見学終わったけん帰ろや!今日塾やろ?」
「ん、帰ろ帰ろー」
うちはゆっくりと体を起こしてベットから降りる
まだ少し頭がぐわーんってするけど、由衣が待ってる
「あ、俺いーちゃんのこと送るから莉帆ちゃんは帰っていいよ」
「え?」
「ホントですか!?じゃぁ、彩葉お願いします!」
「え??」
そう言って莉帆は手をヒラヒラと振って保健室を出て行ってしまった
「俊ちゃん、部活は?」
「え、もぉ終わりやで?」
時計を見るとすでに18:00を回っていた
ほーか、もう下校の時間か
「俺部室行くけど、どーする?」
「…一緒に行く、まだ学校のつくり把握してないけん色々知りたいし」
そう言うと俊ちゃんはうちのかばんを持って立ち上がる
「じゃぁ行こか、立てる?」
うちはコクリと頷いてゆっくりとベッドから降りた
まだ少しくらくらする…
「いーちゃん、俺の腕掴んどき」
「え、ああ、ありがと」
うちは俊ちゃんの腕を掴んでゆっくり歩く
あぁ、懐かしいな…
祥貴のことを思い出す
あの時、こんな風に助けてくれたのは、祥貴だった…
でも祥貴は、ここに居ない
「あ、もぉ帰りよるやん」
俊ちゃんは部室の方から手を振っている人に手を振り返す
「しゅんー!もぉ先生に挨拶終ったけん帰ろうでー!」
「俺の荷物持ってきてやー!」
俊ちゃんは部室に向かって叫ぶ
男の子が2つかばんを持ってこっちへ歩いてきた
「ん?そのかわえぇ子誰や?」
なんと、メガネかけたイケメンさんやないですか
なんてことは言わないでおこう
「あぁ、彩葉ってゆーんよ、俺の幼馴染み、手出すなよ」
「出さんけん!彩葉ちゃん?俺こいつと同じ部の池本正(いけもと せい)って言うものです、よろしくー」
イケメンメガネさんは池本さんとゆーらしい
雰囲気がどことなく祥貴に似ているが祥貴のほうがよっぽどかっこいいかな
「池本さん、よろしくおねがいします、彩葉です」
「池本さんとか他人行儀やなぁー正でえぇよー」
池本さんはそう言ってにぱっと笑った
「せ、正?」
「あーいょ」
「おぃ正、手ぇだすなって」
正は笑って俊ちゃんの肩を叩いた

