三人も「約束なら」と仕方なく折れてくれた。 誰も居なくなった女子トイレで愛しの親友に抱きつく。 「ありがとーー!もー愛してる!!」 「ん、いーよ。別に。っていうか本当にすごいね。なっちゃんモテキ?」 「……」 実は私もあの三人がいちいちつっかかってくる理由がわからない。 うん。だから軽い恐怖。 遺産目当てかな? 様々な思考をめぐらせながらその日は無事に帰宅出来たのだった。