孤独な自覚姫

彼女を殺した犯人も、



無力な自分も許せなくて、私は塞ぎ込むようになった。



何も口にできず、何も口にしないから何かをする気力も起きなかった。




完全な悪循環だったけど、それを変えるつもりもなかった。




そんな状況に困り果てた両親が古くからの友人を家に招いた。




その人は、高校入学までの1年半を気分転換も兼ねて海外で過ごすといい、


そう言った。



両親もそれに賛同した。



私は、迷った末に海外に行くことを決めた。



言葉には困らないはずだし、何より彼女を殺した犯人がいる日本にいたくなかった。